
東成瀬テックソリューションズ株式会社(本社:秋田県東成瀬村、代表:近藤純光。以下、「なるテック」)は、2024年12月23日から25日の3日間、秋田県立横手城南高校にてプログラミングおよび先端機器を活用した授業を実施しました。本プログラムは、
・生徒のITスキル向上(プログラミング・データ分析・先端技術体験)
・教員の業務負担軽減(弊社社員による授業支援)
を目的とし、実践的なIT学習を提供しました。
当講座の実施背景
当講座を実施した背景には以下の2点がございます。
1. 教員の業務負担軽減の必要性
IT教育の導入は、社会のデジタル化やIT人材不足が背景にある中で必要不可欠な取り組みです。しかし、教員にとっては課題が多く、労力的な負担を抱えています。先端技術の進化が速く、プログラミングやAIの習得に時間と労力がかかる上、新たなカリキュラムを組まなくてはなりません。また、機材の整備やネットワーク環境の管理にもコストが発生し、指導スキルを高めるための研修負担となっています。こうした負担を軽減するためには、外部の専門家による支援が重要となります。そこで当社の社員が授業の企画から運営を行い、支援いたしました。
2. 実践的なIT活用教育の必要性
従来の座学中心の学習では、生徒が実社会で求められるITスキルを十分に習得することが難しいという課題があります。
座学中心の学習方法では、実践の機会が不足し、プログラミングの概念やIT理論を学べても試行錯誤する経験が限られています。さらに、技術の進化が速くカリキュラムが最新の業界動向に追いついていないほか、実務で使われるツールの操作経験も不足しています。これらの課題を解決するために実際に先端機器に触れ、プログラミングを活用する体験型授業を提供することで、生徒の興味や理解を深め、より実践的なスキルの習得を促すことが重要です。
なるテックは、生徒が自発的に学習し、実用的な体験を通じて理解を深める環境を提供するため、高校生向けのIT教育支援プログラムを企画・実施しました。
授業の概要

本プログラムは、3日間にわたり「プログラミング」「先端機器活用」「体験型学習」をテーマに実施しました。
1日目:Pythonを活用したデータ分析とゲーム制作
- 目的:プログラミングの基礎理解と論理的思考の育成
- 内容:Pythonを用いたデータ分析のワークショップや簡単なゲーム制作
- 生徒の声:
- 「プログラミングは難しいと思っていたが、意外と楽しく学べた」
- 「データ分析の面白さを知り、将来の選択肢が広がった」
2日目:360°カメラとVRゴーグルの活用体験
- 目的:先端技術の操作を学び、応用力を養う
- 内容:機器の使用方法を学びながら、実社会での活用事例を考察
- 生徒の声:
- 「VRを使って学ぶことができ、新しい体験ができた」
- 「360°カメラやVRゴーグルが娯楽だけでなく、課題解決に使われているなど視野が広がった」
3日目:プログラミングドローンを用いた体験型学習
- 目的:プログラミングとハードウェアの連携を体験
- 内容:Pythonの知識を活かして、プログラムでドローンを操作
- 生徒の声:
- 「実際にドローンを動かしてみることで、プログラミングの可能性を感じた」
- 「機械を動かすことが楽しく、実践的な学びにつながった」
授業後のアンケートでは、満足度100%を記録し、生徒たちから「デジタル技術への興味が高まった」「社会での活用方法について学べて有意義だった」との声が寄せられました。
今後の展望
当社は今後、さらに秋田県内の学校・教育機関への支援を拡大し、地域全体のIT教育推進に貢献いたします。2025年度以降は、支援校の増加を目指し、より多くの生徒に実践的なIT学習の機会を提供してまいります。
「プログラミング教育を導入したいが、カリキュラムや講師に不安がある」
「生徒に実践的なデジタルスキルを学ばせたいが、どこから始めればよいかわからない」
こうした課題をお持ちの教育関係者の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
本プログラムへのご質問や、IT教育支援に関するご相談は、以下までご連絡ください。
東成瀬テックソリューションズ株式会社(なるテック)
教育領域 鈴木駿介
電話 :080-7885-6164
メール :education@narutech.co.jp
なるテックは、地域に根ざした教育支援を通じて、次世代のデジタル人材育成と教育現場の負担の軽減に取り組んでまいります。